ISUMにディズニーがない!プロフィールムービー|複製権まるわかり

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夢のイメージ

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結婚式の際のディズニーのプロフィールムービー制作に関わる音楽利用や画像利用についてお話します。
「ISUMとはそもそもどういったものか」ということも見ていきましょう。
プロフィールムービーの制作業者の特徴やディズニーウェディングでおすすめしたいテンプレートも紹介します。

結婚式でBGMを流す行為についての著作権については結婚式BGM著作権の説明とおすすめディズニーCDアルバムで触れていますので別途ご確認ください。

ディズニーの音楽を利用する際のISUM、複製権とは

パーク画像の取扱いとディズニーテンプレートついて

プロフィールムービーにおすすめのディズニー楽曲と制作会社

ディズニーの音楽を利用する際のISUM、複製権とは

「ISUM(アイサム)にディズニーの曲がない」とよく耳にします。

ISUM(アイサム)とは、ブライダル側登録事業者に対して音楽利用の申請代行手続きを行う機関です。
ここで言う音楽利用の範囲は、市販されている音源を複製して使うというものです。

ただしディズニーの音楽に関してはプロフィールムービーに簡単に盛り込むのは難しくなっています。

というのも、ディズニーの楽曲(音源)を「複製する」「編集する」・「プロフィールムービに登用して会場(法人)側に流してもらう」・「プロフィールムービーのために企業へBGM登用してもらう」という行為が難しいのです。

プロフィールムービーのDVDなどの制作のために、音源を複製・編集しますが、そこには複製権が必要です。
この行為には、著作権利者の許可の他に、著作隣接権のあるレコード会社などに許可を得る必要があり、とてもハードルが高いのです。

ブライダル側登録事業者専用に申請代行手続きを行う音楽特定利用促進機構(ISUM:アイサム)はISUM上のデータベースにあるものを処理するため、データベースにない楽曲の場合はブライダル登録事業者側はISUMの機関に依頼することはできません。

その場合は、新規のような形で著作権窓口である「JASRAC」および著作隣接権の窓口である日本レコード協会「RIAJ」に直接申請する必要があります。
詳細はJASRAC公式ページに記載されています。

楽曲は管理者がどのように提供するか決めるので、ブライダルコンテンツなどへの複製利用を許可していない楽曲もあります。

さらにISUM公式ページ 著作権料についての下部に小さく掲載されていますが、多くの本場ディズニー楽曲のレコード会社であるユニバーサル・ミュージック・パブリッシング社について「特定音楽出版者」でありWalt Disney Music Companyなど原出版社が楽曲を管理している曲は基本的な申請料に加えて別途権利者指定の使用料を払う必要があると記載があります。

ディズニー関係の曲がISUMデータベースにほとんどなく複製許可の可能性も低い、このような権利者指定の使用料も権利者に直接確認する必要があり、高額になる可能性もあります。会場が動いてくれる場合は、さらにその手数料も支払うと考えると厳しい道のりです。

披露宴などで有名曲を流すBGMに関しては、現状日本ではレコード会社への許可は必要なく、基本的には会場側がJASRACへ申請するのみになります。ただし複製権に関係するISUM上にディズニーの曲が目立たないのは、やはり編集や複製といった個人の壁は相当高いと感じます。

大手レコード会社も多くの企業がある中で、現在独占的にライセンス契約をしてディズニーのCDを販売している状況です。

筆者は、固くイメージを守り続けた素晴らしいディズニーの世界観で引き続き世界中の人を楽しませてくれたらいいなと思っています。

肝心のプロフィールムービの音楽はどうするかですが、ディズニー音楽をBGMとして流す方法があります。それは後半に記載します。

パーク画像の取扱いとディズニーテンプレートついて

次にプロフィールムービーに関してディズニーで撮った画像に写るキャラクター等についてはどうでしょうか。

NIKKEI STYLE 記事:キャラクターとの記念写真 ネット公開して大丈夫?に簡単に記載されていますが、画像に写りこんでしまったものである「写り込み」に関しては、著作権利者などの権利を害さない限りは寛容という見解のようです。

筆者が結婚式を挙げた際のプロフィールビデオには、シンデレラ城を背景にワールドバザール内で新郎新婦がメインで写った画像を載せていましたが、このように主として自分たちを撮影すれば大きな問題はないと思われます。

動画サイトなど、沢山の方が常に閲覧できるものや、利害が生じるものについては禁止となっているようです。

厳しい規制もあり、商品化しづらいのか、ネットで「ディズニー プロフィールムービー」と検索しても、なんだかいまいちな結果になります。「ディズニーウェディングなのでディズニー感のあるプロフィールムービーにしたい。だけどよくあるテンプレートって思われたくない・・」など、テンプレート探しもプロフィールムービーの検討も難しいです。

また、ディズニー「風」となるのであれば、避けたい方もいらっしゃると思います。
さらに、式場に依頼すると、値段が10万円単位となり考えてしまう方も多いです。

そういったこともあり、自分たちでプロフィールムービーを用意する場合、テンプレートを強調したムービーに費用や時間をかけるより、テンプレートはシンプルなものにして、ディズニー感のある画像を載せた方がすっきりします。

そこでおすすめなのが、ある程度リーズナブルな制作業者にプロフィールムービーを依頼して、気に入ったディズニー画像を載せるというプランです。

筆者のディズニーウェディングでは、シンプルなムービーに、ディズニーで撮影した小さい頃の思い出の画像や、夫との初ディズニーの画像を載せて流しましたが、全く違和感なく皆さん見てくださったと思います。

ただし、一から自分で作成しため、他のことをやらなきゃならない中、ムービーの作成だけにやけに時間を費やしました。
そこまでの完成度は求めていないものの、音楽の切れ目の編集などが全くうまくいかず、かなりイライラとの格闘でした。
余計なお金はかけたくないですが、時間をかけるべきところはそこではなかったと一部後悔しています。

ディズニーリゾートでの写真撮影はディズニー公式 ディズニー・フォトがおすすめです。

東京ディズニーリゾートアプリのマイページに「フォトキーカード」というQRコードが表示されるので、アプリ内のフォトマップで確認した撮影場所でキャストに撮影してもらえます。また、自分で撮った画像もアプリに取り込めます。

東京ディズニーリゾートアプリの「マイフォト」という機能で、当日から保管期限(30日間)までパークの写真を保存して使えます。
シーズンごとに変わるスポットをアプリで確認して、その場所に行くと、キャストに撮影してもらうことができます。

撮影アイテムも用意してくれる場所もあり、かわいく明るい写真が撮れるのでおすすめです。
アトラクションのフォトスポットで撮影した写真や、パーク内でふと撮った写真なども、アプリを使って取り込めます。

また、ディズニーデザインのかわいい加工もできて、結構本格的です。

アプリにある画像については、ダウンロードすることもでき(有料)、写真やポストカードとして購入できます。

結婚式のプロフィールムービー用の撮影や画像選定の際は、自分たちをメインに撮ることと、他人が特定できるような形でプロフィールムービーを作らないことに注意が必要ですね。

また、多くの方に見せるものなので、ディズニーの世界観を崩さないように配慮が必要です。
挙式会場がディズニーホテルの場合には、より配慮が必要になると思います。ディズニーとは無関係のキャラクターが一緒に目立って映ると、NGの場合もあるため、プランナーさんのチェックが必要になる可能性があります。

プロフィールムービーにおすすめのディズニー楽曲と制作会社

さて、プロフィールムービーのBGMの話に戻りますが、無音のDVD or DVDを無音にして会場に再生してもらい、それと同時に自分の好きな曲を再生してもらうことがOKという会場もあります。
そうすれば簡単にディズニーの雰囲気の演出が可能です。

音楽のBGM利用の著作権ついては結婚式BGM著作権の説明とおすすめディズニーCDアルバムで簡単に触れていますのでよろしければご確認ください。

プロフィールムービーにディズニーの曲が入ったDVDを残せない点のみデメリットではありますが、先ずは会場側にこういった対応が可能かどうかプランナーさんに問い合わせてみてください。

恐らく、「生い立ち」 →→ 「二人の出会い」など、シーンが変わる際の音楽の切り替わり部分について、理想通りの対応ができないことは言われると思います。
基本的に、出来がったムービーに合わせて、切り替わりのタイミングでそれまでの曲がプチっと切れて、次の曲のスタートからの再生になるかなと思います。

そういったプロフィールムービーの悩みに対しての対策として、繰り返しのメロディーが多いディズニーパレードの曲を採用するとちょうど良いです。
できれば切り替わりの際、フロートが去っていくときの様に、徐々に音のボリュームを小さくしてもらえば完璧ですね。

おすすめのCDは、やはり40周年のリビング・イン・カラーの入ったアルバム「東京ディズニーリゾート 40周年 ”ドリームゴーラウンド” ミュージック・アルバム デラックス 」です。
東京ディズニーランドのパレードの歴史が詰まっています。

人気のパレードやショーに使われた曲が多いため、一緒に遊びに行った時の思い出の曲など、素敵な曲が多くあると思います。
生い立ちで「タイム・トゥー・シャイン!」、二人の出会いなどに「ミニー、ウィー・ラブ・ユー」、最後に「リビング・イン・カラー」などセレクトできます。

次にプロフィールムービー制作業者について紹介します。

ナナイロウエディング

安心の実績のある業者です。

丸ごと制作依頼できます。
シンプルなテンプレートで、実績のある会社を選ぼうとすると、一押しの業者です。

納品は、DVDなど現物納品を基本としていて、オプションでデータ形式も付けられます。

写真の枚数を増やすと追加料金がかかり、写真の枚数は減らすことはできません。
よくある質問のページにありますが、全ての写真の表示の長さを一律に変えて、全体の尺の中でムービーの長さを調整することができるようです。

料金はお得で、26,800円で全て完成します。
結婚式会場に依頼すると、十数万など、費用が高いことが多いですが、半額程度の数万円は嬉しいですね。

ナナイロウエディングでは、無制限の修正対応や商品お届け後7日以内の返品制度があります。
楽曲についてはISUM登録曲の登用が可能です。
基本的には使用する音源のCDなどを用意して自身で送る必要がありますが、希望に合わせてCD代行購入などをオプションで対応できます。

DVDは念のため音楽付きで依頼して良いと思いますが、無音での制作も可能です。

テンプレートについてはFragment など、シンプルに画像が引き立つものであれば、明るいムービーが作れるのでおすすめです。
サンプルの曲のままでも、ディズニーウェディングに合いますし、サンプルの音を消してディズニーの楽曲に重ねてみても結構マッチします。

【kitto】キット

スマホなどを使って自作で簡単にムービを作成できます。
プレビュー映像で何度も試してから購入できるのと、使う画像枚数と上映時間が調整できるので、曲を考えながら自分で試すのにちょうど良いです。

基本的にはデータダウンロード形式で購入しますが、プレビューで確認してOKなら、6,600円(2024年4月時点)で購入できます。

BGMは基本準備されたものの中から選び、変更料を支払えば、ISUM登録の中で変更可能です。

kittoで手作りするならシンプルなFOLIO がおすすめです。

ウェディングムービー シュシュ

先ほど紹介したkittoの運営会社と同じ会社が運営しています。
センスが良い動画をリーズナブルかつ気軽に制作依頼できます。

修正も何度も可能です。

テンプレートは、今回のリビング・イン・カラーに合わせたcolors がおすすめです。

動画本体のBGMに関しては、kitto同様にISUM登録曲の中で変更ができます。
また、カラーイメージも自分の好きな色に変えられて、写真枚数に合わせて時間を調整できます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
難関の一つであるプロフィールムービ、上手く完成することを祈っています。